ポッドキャスティングの広告活用が始まっている。日本コカ・コーラは缶コーヒー「ジョージア」のプロモーションサイトで、スポーツ選手などのインタビュー音声をとストリーミングを組み合わせて配信して注目を集めた。
発案者は「ブログもポッドキャスティングも手段の1つに過ぎないとし、安易にネットに頼る風潮を疑問視している。「ネットには得意・不得意がある。目的に合ったメディア組み合わせていくべき」とコメントしている。 「マーケティングは“やりたいこと”ありきなんです」と同氏は言う。マーケティングの目的をまずはっきりさせて、その後手段を選び、最適なものを組み合わせるのが順当。「ブログが流行しているから、とにかくブログでマーケティングしてみたい」――そんな考え方は本末転倒という。 最高の効果を得るには、各メディアの特性を理解し、目的や予算に合わせて、ネットと既存メディアを上手に組み合わせる必要があるという。 ネットは基本的にプル型。ユーザー自ら情報を取りに来てもらえるように仕向けるのが得意だ。これに対しテレビやラジオはプッシュ型。ボーッとしていても情報が入ってくる。 情報を探しに来てもらったり、フィードバックが欲しいならネットを、マスに向けて強力発信したいならテレビを――というように、使い分け、組み合わせるクロスメディア戦略が今後重要になるという。 クロスメディアの成功例は「電車男」だ。ネットから始まり、書籍、映画、テレビと、全媒体を網羅して、誰もが知るコンテンツになった。「メディアが変われば、コンテンツも変わる」。各媒体ごとにストーリーや見せ方を変えた電車男のように、媒体に合わせて内容を変える柔軟性も必要だと指摘した。 番組枠の確保が必要なラジオと違い、ポッドキャストはコンテンツとサーバさえあればいつでも公開できるため、思い立った1カ月後には番組を配信できる。コンテンツの長さを自由に決められるのもメリット。ダウンロード数が分かるため、広告効果も測定しやすい。 (IT Media News 2005.9.22)
by jagxj6
| 2005-09-24 03:11
| IMC
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